2013年02月10日

映画鑑賞日記: Une vie de ballets

(2011/仏)IMDb logo  邦題: 『バレエに生きる 〜パリ・オペラ座のふたり〜』 (日本語公式HP)


ピエール・ラコットとギレーヌ・テスマーという二人のダンサーの60年にわたる軌跡。…ということですが、それだけではありません。二人を中心にバレエの歴史を振り返る作品です。

正直なところ、これといった筋があるとか、メインのテーマがあるとか、そういう感じはありません。ひたすら彼らの関わった作品の中から貴重なアーカイブをかき集めたという印象です。

とはいえこの作品のすばらしいのはやはり(失礼な言い方かもしれませんが)、彼らが一昔前のダンサーであるという点。現在も活躍中の方たちは知らない、昔のダンサーや振付家たちとの経験があるという点でしょう。

95分という時間で過去から現在へとダンスシーンをどんどん見せられると、「クラシック」バレエとはいえ、そこには様々な変遷・変化があることに気付かされます。一番わかりやすいのはダンサーたちの体格の変化に伴うものでしょうか。体のバランスが変わり、筋肉量も増えたことで、派手でアクロバティックな動きができるようになった。一方で、繊細さ・優美さ・細やかな表現というものはどうしても目立たなくなり、以前よりも重要性が低くなっているようにも見受けられます。

ともあれ、今では貴重な映像を一堂に集めて、名ダンサーたちが、名場面だけをどんどん踊ってくれるわけですから、バレエファンのみならず、少し興味はあるけどよくわかんないというビギナーにも、バレエの来し方行く末をぎゅっと凝縮して見せてくれる貴重な教材なのではないでしょうか。



10点満点中5点。
posted by げんまいちゃ at 00:00| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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