2013年07月27日

映画鑑賞日記: 風立ちぬ

(2013/日)IMDb logo


宮崎駿最新作といわれると、やっぱり観にいっちゃうんだよなあ。公開1週間弱にして、今のところあちこちのレビューを見ると評価は真っ二つ。どちらの意見も一通り読んでみたけど、両方わかるなあ。

要するに、ストライクゾーンの狭い作品ということなのだと思います。成人(20才以上という意味ではなく、人生の諸々をひととおり体験した年齢以上の方)で、第2次大戦前の日本の風俗にある程度の知識があり、バリバリ文系堀辰雄の文学にも、理系頭のエンジニアの苦悩にも理解があるとなると、そこそこの年齢のインテリ層で、しかもアニメを観に映画館に足を運ぶ人…。いないだろうなあ、なかなか。これを夏休み前に公開するから子供向けかと誤解する人が出るんじゃないですか? それで子どもが退屈しちゃって、作品の評価が下がるんですよ。

というわけで、私にとってはものすごく好みというほどでもないけど、いかにも宮崎監督好みだなあというのが良く伝わる、きわめて主張のはっきりした作品だと思いました。

確かにこれまでの一般的なアニメ作品のように、あからさまなわかりやすい演技はなく、それが「登場人物がなにを考えているのかわからない」といった批判につながっていることはわかります。でも、何もかもを単純にデフォルメしてわかりやすくすることが昨今の映画を幼稚化させているように思うのです。こういった抑えたトーンで統一することが、この作品のイメージにあっているように思いました。


10点満点中7点。
posted by げんまいちゃ at 00:00| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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