2013年08月03日

映画鑑賞日記: In Darkness

(2011/波・独・加)  邦題 『ソハの地下水道IMDb logo


ナチスによるユダヤ人虐待モノ、再び。正直、もうやりつくされたネタですよね。ここまでしつこく「ユダヤ人可哀想キャンペーン」が繰り広げられると、ヒトラーはともかく、ドイツ人には同情したくなってしまいます。

まあ気を取り直して、この作品のどこが違うのかというと、ポーランド人監督による、ポーランドを舞台にした、主にポーランド語が使われている作品であること。実話を元にしたお話なのは、新しくないけど。

主人公のソハは水道の修理工で、地下の水道網を誰よりもよく熟知している。ある日、収容所送りから逃れようと地下に逃げ込んだユダヤ人たちに遭遇、人道的見地からではなく金儲けの手段として、彼らを匿うことにする。ところが、何ヶ月にもわたり彼らの面倒を見ているうちに・・・というストーリー。

確かにポーランド人から見たナチスというのはちょっと新しい、かも。もともとポーランド人のユダヤ人に対する目というのはそれほど暖かくはなかったらしい。が、第2次大戦により母国はドイツとソ連の両方から蹂躙され、ポーランドは孤立無援。実際、この物語の舞台となった街は、今ではウクライナ領に組み込まれている。自分たちの街を力ずくで支配する者に対する反感がユダヤ人を匿うことへの強い動機づけになる、そのソハの心の動きには、これまでのよくある「アンチナチス映画」にはなかったものかな。

そうそう、この作品にはセックスシーンがいっぱいある。
夫婦の日常
地下でのストレスに耐えかねて
諸々を乗り越えた末の愛の交歓
・・・などなど。
綺麗じゃないけど説得力のある、作品に必要とされるセックスだったのがよかった。



10点満点中5点。
タグ:WAR 5/10 Drama
posted by げんまいちゃ at 00:00| 島根 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ、ちょっと観てみたい・・・。
アンジェイ・ワイダの「地下水道」とは
だいぶ感じが違うんだろうなぁ。
Posted by イ課長 at 2013年08月05日 14:55
イ課長さま:

ご訪問ありがとうございます、光栄です。アウシュビッツの記事も興味深く拝見しております。

ポーランド出身の監督といえばやはりワイダ監督なのでしょうか。実は『カティンの森』はものすごく印象に残っているのですが、『地下水道』は…。ワルシャワを舞台にした対独レジスタンスの話でしたっけ? じっくり観てみたいです。
Posted by げんまいちゃ at 2013年08月05日 21:43
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/370224166
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。