2013年08月10日

映画鑑賞日記: Der ganz große Traum

(2011/独) 邦題: 『コッホ先生と僕らの革命IMDb logo


久々に見たドイツ作品です。が、主演のダニエル・ブリュールは『イングロリアス・バスターズ』『グッバイ、レーニン!』などで見知った顔。両方ともドイツ語で出てるので、ドイツ人だと思い込んでいたら、スペイン出身の独西バイリンガルだということを今回はじめて知りました。

舞台は19世紀末、帝政ドイツの名門校。イギリス帰りの英語教師コッホが赴任してくる。厳格な教師たちへの服従や、階級の異なる人々との付き合いの制限など、当時のドイツ社会の常識を、このコッホ先生は常識としない。徐々に彼に感化されてゆく子どもたちと、周囲の人間との摩擦。今では強豪国のひとつとなったドイツの、サッカー黎明期のおはなし。

子どもたちがいい。全くのコドモではなく、多感な思春期を周囲に翻弄されつつ、徐々に自分自身の足で立てるようになる、そのプロセスがいい。畏怖する父親に禁じられた、使用人への恋心に苦しむ者。事業の後継者として周囲にお膳立てされ嫌々はじめたものの、自分で新商品を開発しビジネスに目覚める者。構内唯一の下層階級出身者として苛烈ないじめに遭いながらも、ストライカーとして活躍することで自分の活躍の場を見つける者。コッホとの出会いを契機にそれぞれが成長していく姿がいい。

それに対し主役のコッホ先生が、よくわからない。信念とか、情熱とか、いまひとつ感じられなかった。こんな行き当たりばったりで芯のない人が、カチコチの伝統を破ることができたんだろうか。演技のできない人ではないはずなののに、彼の気持ちが伝わってこなかったのは、なぜ。そこがなかったので、結局物語がまとまりきらなかった印象。惜しい。



10点満点中6点。
ラベル:6/10 SPORT Drama
posted by げんまいちゃ at 00:00| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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