2014年09月06日

映画鑑賞日記: Hannah Arendt

(2012/独・イスラエル・ルクセンブルグ・仏)IMDb logo 邦題: 『ハンナ・アーレント


なんでこういう伝記映画ってつまんないのが多いんだろう。扱う人物自体はすごく魅力的な人なのに。

ハンナ・アーレント。ドイツのユダヤ人の家庭に生まれ、抑留キャンプでの生活を経てアメリカに亡命した哲学者。1961年のアイヒマン裁判を傍聴し、1963年にニューヨーカー誌に『イエルサレムのアイヒマン-悪の陳腐さについての報告』を発表し、大論争を巻き起こす。この作品はこの騒動の間だけを切り取って、テーマを比較的はっきりさせてあるはずなのに、なんだか単なる再現ドラマみたいだった…。とりあえずこの人はタバコが好きだったんだろうなということはよーーーく判りました。

アイヒマン実験という言葉には馴染があったのですが、アイヒマンという人自体が何をした人なのかについてはよく知りませんでした。ましてやハンナ・アーレントという人もその人が起こした論争については全く。そんな中この作品を観ました。この作品は実際の裁判の記録映像もふんだんに使われ、彼女のこの裁判についての見解もよく説明されています。周囲の人間の間でも評価が分かれ、彼女自身がそのことで傷ついたことも、昔恩師との間で不倫関係にあったことも説明されています。そうなんです。ひとつひとつよく「説明」されてはいるのですが、そこから新たなるストーリーを作り出すことを怠っているように見えるんです。というわけである人物の再現ドラマとしてはよくできてはいますが、ひとつの映画作品として評価するとどうかな、という印象です。


10点満点中5点。
ラベル:5/10 Drama biography
posted by げんまいちゃ at 00:00| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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