2014年06月07日

METライブビューイング: La Cenerentola

ライブビューイング、今シーズンラストの作品はロッシーニのシンデレラ物語でした。みんなの知っているお話で、トリルがいっぱいのいかにもオペラっぽいオペラ作品で、喜劇的要素もたくさんあって、大団円のエンディングで・・・と、シーズン最後を飾るにぴったりな楽しい数時間でした。キャストも安心してみていられるメンバーで、メリハリのあるよい舞台でした。


今シーズン初めてMETのライブビューイングなるものを見ましたが、通してみるとやはりこの劇場の姿勢がよくわかります。やはり「新大陸」の劇場で、積み上げてきた歴史の浅さがいろいろな面で現れます。が、あまり歴史やプロトコルにとらわれず新しさを求めてどんどんチャレンジする面もあり、奇抜で意表をつく演出など話題を作るのはうまいと感じます。コヴェントガーデンもライブビューイングを実施しているのですが、1作品1日のみの公開なのでなかなか見るのが難しいのに対し、METは1作品7日間の大盤振る舞い。結構集客力もあるようで、お金儲けも上手ですね。なんやかんやと文句はつけているものの、このレベルのオペラを日本のド田舎で見ることができるのは大変ありがたいことです。クラシック音楽の裾野を広げるためにも、来シーズンもがんばってください。
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2014年05月31日

Metライブビューイング: Così fan tutte

キャストに若手が多いこともあり、茶目っ気たっぷりでとても楽しかったです。デスピーナ役がノリノリで本人自身が楽しんでやってますって感じがよく伝わってきました。

逆にちょっと気に入らなかったのは演出。モーツァルト作品の人物描写を掘り下げる意味がわからないw。「女性はみんなこうしたもの」というタイトルについてどう思いますか、とかインタビューしてるの見るのも痛々しい。無理やりそれらしい解釈をしてみせる女性陣よりは「いや、お芝居っすから」と割り切って見せたグリエルモ役が妙にかっこよく見えました。いいじゃないですかねえ、訳わからないことを言う哲学者モドキに若者が振り回されるオペラってことで、ねぇ?

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2014年05月24日

METライブビューイング: La Bohème

「ミミ役で出演予定だったアニータ・ハーティッグが体調不良のため、急遽降板となりました。代わりに、クリスティーヌ・オポライスが代役を務めます。」とのことでしたが、当日の朝になって欠席連絡をメールでするって、いったい何があったんだハーティッグ。
舞台裏は結構バタバタだったようだけど、そのぶん緊張感があってよかったような。
観客側もそれを暖かく応援する雰囲気が画面からも伝わってきてよかったです。


ハーティッグのリハーサル映像


オポライスの本番

METはラ・ボエームがいいという話は聞いたことがあるが、なんとなく納得。
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2014年05月17日

映画鑑賞日記: La terre outragée

(2011/仏・ウクライナ・波・独) 邦題:  『故郷よIMDb logo


チェルノブイリ原発事故から25年後に制作された作品を、たまたまですが事故の起こった日4月26日に観ることができました。

舞台は原発から3kmの町プリピャチ。幸せいっぱいの美しい花嫁アーリャ。が新郎は消火作業の命令で披露宴会場から駆りだされてしまい、それっきり。

原発事故が残したのは抜け落ちる髪の毛とか、甲状腺異常とか、そういう目に見えるものだけではない。事故から25年以上がたった今も、半ば魂が抜けたような状態で、それでも生き続ける人々の様子を、愛情深い目で見つめる監督の視線。ぐだぐだと説明したり、批判したり、美化したり、しないのがいい。
10点満点中6点。
タグ:6/10 Drama
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2014年05月10日

METライブビューイング: Werther

ウェルテルというキャラクター、私の嫌いなタイプです。破壊衝動と自己愛性の部分が強いというか、それだけでできているというか、そういう人でしょ? ちなみにロミオ君とかヒースクリフ君とかもやはりこの路線なので、あまり好みません。自分から世の中を敵にするタイプですね。

で、今回のウェルテル、よかったんですよ、これが!! ひとえにウェルテル役のヨナス・カウフマンの功績と思われます。インタビューを見て感じましたが、とても頭の切れる人です。役に没入しすぎず、一歩引いて冷静にコントロールする能力に長けているのだと思います。声質はあまり好みではないのですが、今回はそれほど気になりませんでした。今後の活躍に注目です。

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